• 大垣競輪場開設64周年記念水都大垣杯3/9〜3/12

インサイドレポート・シリーズ総評

後記 GⅢ 大垣 03/09

河端朋之

河端朋之

 S級S班は稲垣裕ただひとり。初日は大穴配当が連発するなど、波乱模様のシリーズだった。久々の実戦となった河端朋は2月中旬に行われたコロンビアのワールドカップで落車。しかし、今節は得意のダッシュ戦でファンを魅了した。準決勝は強豪を相手に会心のカマシで金星を挙げた。

 「2カ月ぶりのレースだったんですが、違和感もなくて、しっかり走れました。落車で手を深めに切ってしまったんですけど、日に日に良くなる感じでした。今回は(記念の)初日初特選、初優秀、初決勝で初もの尽くしです。しっかり持ち味は出せたと思うし、いい経験になりました」

 松谷秀は今年に入って充実一途。今シリーズは決勝進出こそ逃したが、2144着と変幻自在の攻めでアピールした。

 「しっかり脚を使って、位置を取ってから仕掛けるレースはできました。調子は上がってきているし、動けていたと思います。準決勝がかぶってしまったので、最終日はその反省を生かして早めに仕掛けました。あれで2着までに残れれば。あとは末脚ですね。そこは力をつけるしかない」

 大西祐は未勝利ながら3度の確定板入り。今期の競走得点を3点近く一気に上げた。

 「今期は(2月向日町の)失格のマイナス3点があるので、点数を上げないといけないんです。今回は展開に恵まれただけ。でも、今年に入ってからしっかり練習できているので、感じはいいですね。練習の成果が2割ぐらいしかレースで出せていないので、5割は出せるようにしたい」

志智俊夫

志智俊夫

 最終日の9レースに行われたケイリンエボリューションは地元の志智俊が制した。正攻法に構えた鈴木竜が佐藤龍を突っ張って先行。初手から鈴木の後位に付けた志智が6番手からまくってきた伊藤信に合わせるように2番手からまくって快勝した。

 「自転車を新しくして、ここに向けて練習も力を入れてきました。車番に助けられましたね。前が鈴木君で展開は理想的でした。出が悪かったけど、勝てて良かったです」

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