後記 GⅢ 川崎 08/03
川崎競輪場を舞台に開催されたアーバンナイトカーニバル。今回が2度目となったナイターG3は、連日の熱いバトルで夏の夜を盛り上げた。また、準決に原田研がバンクレコードを更新するなど、新記録も刻まれた。
荒井崇は、3日目に節目の400勝を達成。練習仲間の井上昌が中団からまくると、最後は荒井がゴール前で差し切った。
「抜けると思って、ゆっくり抜きにいったんだけど、抜けないかと思ったよ。400勝が昌己の後ろからってのがいいですね。一緒に練習をしている人から取らせてもらえて嬉しい。ある意味持っているよ」
小松島記念で好走した岩本俊だったが、続くサマーナイトを697着と大ブレーキ。しかし、今シリーズは抜群のスピードで1141着。完全復活へ視界良好だ。
「一時期は腰が悪くて、練習もできなくなってしまって。体を柔らかくするトレーニングをしたりしたら腰痛がなくなりました。まだ半信半疑ですけど、400バンクはつかんできた。でも、33とか500の走り方に課題もあるので、詰めていきたい」
関貴は2日目に単騎を選択すると、3番手確保から直線で突き抜け。勢いに乗ると、3日目、最終日と番手から抜け出して3連勝を果たした。
「感覚は前から良かったから、あとは結果だけだと。2日目の白星が大きかったですね。自分でやるといって、3番手から抜けたので。この流れのまま次にいきたい」
最終日の第9Rではブロックセブンが初実施された。各地区から1名のS級戦士が出場し、7車立ての一発勝負。勝ったのは阿部大。レースは吉本卓が打鐘で先行策に出る。阿部は最終バックで6番手も、3角から大外をまくって人気に応えた。
「(ブロックセブンは)予想しやすい、当てやすいがテーマなのに、俺が勝てなかったらテーマに合わないと思って。プレッシャーでした。番手(山田敦)には迷惑をかけましたけど、勝ててひと安心です。でも、レース内容はダメですね。反省して、次につながればと思います」