ピックアップ GⅢ 千葉 10/14

伊勢崎彰大
国際規格の250バンクに生まれ変わることが決まっている千葉競輪場。500バンクとしては最後となる記念開催に地元の千葉の選手は一丸となって4日間を戦い抜いた。伊勢崎彰は師匠の滝澤正光杯、最後の500バンクに競輪人生の集大成として挑んだが、準決勝5着で夢は断たれた。それでも最終日まで全力を出し切った。
「(準決勝は)郡司(浩平)君の気持ちは伝わりました。自分の実力はこんなものだった。気持ちを切らしてはいけないので、(最終日も)出し切りました。近ちゃん(近藤隆司)がいつもなら休むところで行ってくれた。近ちゃんがきっかけでこうなれたんで、最後に近ちゃんの後ろを走れたのはよかった。こんないい競輪場に存続問題があるのかって思うくらいの雰囲気でした。出し切れたので悔いはない」

神山雄一郎
神山雄は8月小田原、9月青森に続き、記念で3場所連続の優出。準決勝は厳しい展開から直線で中のコースを突き抜けた。
「(千葉の500バンクは)最後なので(決勝に)乗りたかった。(準決勝は)うまくいったというか、余裕があった。状態はよかったんで。ずっと突き詰めてやってきた成果が出た。セッティングから乗り方から。ちょっと前くらいからよくなってきて、やっと道が開けてきた」
桐山敬は1391着で2勝。好調時の動きを取り戻している。
「準決勝はもうちょっと地元の役に立ちたかった。調子は少しずつ上がっている。このあとのF13本の成績をきっちりまとめて、(来年2月の)全日本選抜の権利を取りたい。平塚ダービー出場に向けても賞金を上げたいですね」

筒井裕哉
筒井裕は一予、二予と厳しい展開を鮮やかなスピードで切り抜けた。
「(9月の)向日町記念が終わってから腰の手術をして、だいぶよくなりました。新車の感触もよかったです」