ピックアップ GⅢ 大垣 11/11
村上博の優勝で幕を閉じた大垣記念。大挙6人を決勝に送りこんだ近畿勢の活躍が目立った。対する中部勢は、地元はおろか中部地区から1人も決勝に進めず。地元V奪還が期待された竹内雄だが、結果は準決勝で敗退。現実を受け止めて、今後の飛躍を誓った。
「(最終日の1着は)展開が向いただけです。(打鐘で杉森輝が内に来ていたが)前に踏むことしか考えていなかった。(今シリーズは)情けないですね。力のなさを痛感しました。競輪祭とは言わずに、もっと先をみて。来年のここを取るつもりでやらないとダメですね」
平塚GP出場に向けて、少しでも賞金を上乗せしたい郡司浩だったが、結果は8296着と大ブレーキ。それでも、最終日は先行策に出るなど、競輪祭に向けて強気な組み立てた見せた。
「(最終日は逃げて6着に沈み)普段先行していないから難しいですね。でも、見えてくるものはありました。(セッティングやシューズを換えるか迷っていて)迷いながらのレースはよくないと、わかっているんですけどね。言い訳ですけど、ここまでに地区プロもあって。今後は練習で自転車を煮詰めて。不安のない状態で競輪祭に臨みたい。競輪祭が今年の集大成なので。泣いても笑っても最後ですから」
怪我から復帰戦となった片寄雄。まだ、本調子とは言えずも、再浮上への手応えをつかんだ。
「大垣記念までに韓国に合宿にいって、向こうの選手とも練習をしてきました。復帰戦で、3日間自力でやったけど良いですね。番手を回ることが増えて、急に自力にさせられるとアタフタしていた。でも、みっちり練習をやってきたし、自力で走ることが怖くなくなりましたね。上積みもあったし、自信が戻ってきた。(最終日に)先行しても手ごたえがあったし、今後もこういう(積極的な)レースを続けて戻していくしかない」