ピックアップ GⅢ 奈良 02/22
今年初となった短走路での記念開催。機動型を中心に、小回りなルーレットバンクで白熱したスピードバトルが連日行われた。桐山敬は1着と決勝進出こそ逃すも、最終日に勝負所を逃さぬ仕掛けでシリーズ2勝目をゲット。変わらず良い状態を維持している。
「状態は戻ってきているし、ここまで安定して続いていることは今までにないですね。ギア規制をすぐに対応して、G1の決勝に乗ったりで。このままでいいやと思っていたら、周りも対応して怪我で崩れた。でも、今は乗り方のイメージを変えたらフィットしています。今後は、まずウィナーズで弾みを付けられたらと。特選スタートなので、結果を求めて勝負をしたいです。最低でも決勝と思っています」
松谷秀は優秀戦で三谷竜らを破るなど、着。今後のさらなる躍進を予感させた。
「状態は一番良い時に比べたらまだまだだと思うけど、今シリーズは脚の感じが前回の全日本選抜の時よりも良かったです。人の後ろも自力の番組もあったけど、これからそういうのが増えてくると思うし、今後の課題として上手くやっていければいいかなと思います」
前回のG1を優出した吉澤純は、優秀戦にこそ進むも着と白星ならず。連日、別線から今まで以上の厳しいマークにあった。
「(別線からのマークは)しかたないですね。いろいろ勉強になりました。力で勝つレースもあるけど、かき乱してやるレースも必要だと思いました。ただ仕掛ければいいだけじゃなくて、力の出し方も覚えていかないといけない」
筒井裕は、新車で臨んだ前回の松山で正月開催以来の優出。今シリーズでも2勝を挙げるなど、新たな相棒に好感触を得た。
「(新車は)軽い。今までは位置取りをして一杯になっていたけど、そこから動ける。動いても余裕があるし、良いね」