ピックアップ GⅢ 向日町 09/22
地元勢3人に三谷竜を加え、大挙4人が決勝に駒を進めた近畿勢。総大将・村上義が不在も、固い結束力を示して地元の牙城を守った。近畿の前に敗れた他地区の実力者たちだったが、最後まで力走を見せて開催を盛り上げた。
優出こそ逃した近藤隆だが、最終日に先行で稲垣裕に先着するなど着。先を見据えて、戦法のバリエーションを増やしている。
「逃げの決まり手が付いて良かった。今は機動型が多いし、これから細切れ戦が増えてくると思う。そういうのも含めて、走りながら展開を考えられました。展開によって戦い方を変えられていることが、成績が上がった要因ですかね。あとは、乗り方も良くなっているので、外人みたいに力を付けていきたい」
菅田壱は優秀で別線を粉砕するなど、着とまとめた。それでも、仕掛けが遅れた最終日のレース内容を含め、シリーズを反省する。
「最終日は(自分と柴崎淳が)2人して消極的でした。最終1コーナーで詰まったのに、見てしまって。今シリーズで会心のレースは優秀だけ。他は運が良かっただけですね。常に優秀みたいなレースをしたり、納得のいく走りができれば成績は安定してくると思う」
柴崎淳は2日目に鋭いまくりを出すなど2連連対。周囲から復活の声が上がるが、本人は慎重に自己分析する。
「最終日が一番重かった。(原因は)バンクコンディションもあるけど、体ですね。そういうところで完調じゃない。うまく調整しているつもりなんですけどね…。状態を上げていければ良いけど、(最終日に)下がっている。共同(着)は、たまたま上がっていっただけだし、自分でつかまないと。それが課題ですね。身近に偉大な先輩(浅井康)がいるので見習います。あの人は感じが悪くても修正する。だから、4日間戦って安定する」