ピックアップ GⅢ 広島 12/06
12月の記念開催。トップ選手は来年のビッグ戦線を見すえた戦いがもう始まっている。吉澤純はスピード競輪に対応するべく、今シリーズから新車を投入した。
「前まではやわらかいフレームだったんですけど、新車は硬くしました。脇本(雄太)君を走りを見ていると、いまのままでは太刀打ちできない。スピード競輪にしっかり対応して、来年は勝負できるようにしたいですね。しばらく時間がかかるかもしれませんが、このフレームを乗りこなせるようにします」
山岸佳はシリーズ2勝。準決勝は三谷竜にまくられたが、先行勝負で持てる力をしっかり出し切った。
「最終日は結果だけでしたけど、2、3日目はしっかり動けていたと思います。準決勝は三谷さんを相手に4コーナーまで持ったのは収穫。少しずつレベルは上がってきていると思います。もっと力をつけて、来年はもうひとつ上のレベルで勝負できるようにしたいですね」
牧剛はシリーズ3勝と大暴れ。単騎で挑んだ最終日の優秀戦は先手ライン追走から空いた内を突いて抜け出した。
「最終日は来たラインに乗っていって、最後はコースを突こうと思ってました。内が空いたのでシビアに行かせてもらいました。脚の感じはずっとよかったけど、流れに乗れてなかった。2日目から新車にしたら、かみ合ってくれました。記念で3勝は初めてかもしれない」
地元の池田良は優勝した松浦悠とは対照的に準決勝敗退という無念の結果に終わった。
「だいぶ点数を落としたんで、同じことをやってもダメだと思って競輪祭前に練習内容を変えました。自力の練習を増やして、感じはよくなってます。でも、
今回は決勝に乗れな
かったし、悔しさだ
けですね。来年こそ
は結果を残せるよう
に頑張ります」