• 大宮競輪場開設70周年記念東日本発祥倉茂記念杯1/17〜1/20

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 大宮 01/17

久米康平

久米康平

 神山拓の4度目となるG3制覇で幕を閉じた大宮記念。追い込み型が有利と言われる500バンクだが、機動型も冷たい風に負けず奮闘した。近況は不安定な成績が続いていた久米康だったが、今シリーズは持ち味を生かして1着。不調の原因を究明し、さっそく結果が出始めた。

 「背中が悪いと思っていたんですけど、原因は足首でした。足首のケアを始めて、1カ月くらいで結果が出るかなと思っていたら、1週間でこれだけ変わった。脚の力を逃がさないで(ペダルを)回せています。前までは違和感を気にして自信のないレースでしたけど、今回で不安はなくなりました。良い時のころに比べたら、まだまだですけど。今より、もっと良くなる実感があるし、良いきっかけの開催でしたね」

山崎賢人

山崎賢人

 今年初戦の奈良で精彩を欠いた山崎賢。立て直しを図る今シリーズだったが、結果は着。それでも、気持ちを切り替えて前を向く。

 「最終日は後ろが離れて車輪が見えなくて。(追いついて来たのが連係した)園田(匠)さんかと思ったら、(捌いた)郡司(浩平)さんで、すぐに番手まくりを打たれてしまいました。状態自体は変わらずかなと思うけど、考えても後手に回ってばかりなので。初心に返って出し切ろうと。2日目に野口(裕史)さんにやられて思いましたね。負けも無駄にならないので」

岡光良

岡光良

 今年も決勝に進んだ地元勢は平原康のみ。それでも、優出を逃がした地元選手達は最後までファンの声援に走りで応えた。岡光良は二次予選で平原とワンツーを決めるなど1着。最後まで集中を切らさずにまとめた。

 「2回も1着を取れるとは思わなかったです。平原と連係して勉強にもなったし、自信にもなりましたね。ただ、準決がもったいなかった。もっていったところで(別線に)入られている。油断ですかね。ただ、(今年初出走で)良いスタートが切れました」

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