ピックアップ GⅢ 玉野 02/28
清水裕が鎖骨骨折で欠場。4人が落車した初日特選は地元の岩津裕が失格するなど、波乱のシリーズだったが、それでも中四国勢の層は厚かった。大挙6名が勝ち上がった決勝戦は徳島3人と中国3人に別れて力勝負を演じた。初日に落車した太田竜だが、2日目以降は連日、バックを取る力強い内容。決勝戦も主導権を取って阿竹智の優勝に大きく貢献した。
「松浦(悠士)さんは強いし、後ろから全開で行こうと思っていて、その通り走れました。ジャンでけっこう、踏んだので重かったです。阿竹さんが優勝できるように走れば、自分にもチャンスがあると思ってました。(初日に落車したが)先行するぶんには大丈夫です」
松浦悠は決勝こそまくり不発に終わったが、勝ち上がりは圧巻のパフォーマンスを披露した。
「いまは誰かを目標にするんじゃなくて、自分が目標とされるような選手になろうと思っている。それが成長につながっています。(決勝は)もうちょっと早く(太田に)来てほしかったですね。一緒に踏んで、めちゃくちゃ踏ませて出させようと思ったんですけど…。(仕掛けた時は)行けそうなかかりじゃなかった。まだ、脚も気持ちも足りないですね」
地元の取鳥雄は一次予選敗退となったが、気持ちを切り替え敗者戦3連勝で締めくくった。
「初日に失敗したんですが、3連勝できたし、最低限のことはできました。まだまだ弱いんで、次は岩津(裕介)さんや柏野(智典)さんの前で頑張りたいですね」
鈴木謙は準決勝で敗退したが、シリーズ3連対と存在感を発揮した。
「今回はやったほうでしょう。前回(2月平F1)はインフルの欠場明けの開催で、脚は落ちていたんですけど、
それからしっかり練
習できて9割くらい
まで戻った感じです
ね。減った体重も元
に戻りました」