• 川崎競輪場開設70周年記念桜花賞・海老澤清杯4/18〜4/21

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 川崎 04/18

松井宏佑

松井宏佑

 一昨年からナイターで行われるようになった桜花賞は、今年で節目の70周年を迎えた。地元勢3車が結束した決勝戦は、郡司浩平が番手まくりで優勝。共に当所がホームバンクである志佐明とのワンツーに、ファンは大いに盛り上がった。この上ない結末を演出したのが、ナショナルチームに所属し、競技と競輪の両立を図っている新鋭・松井宏佑だ。今回が2度目の記念参戦も、神奈川ラインの先頭という大役を務め上げた。

 「(決勝は仕掛ける)タイミング的には強引になりました。吉田(拓矢)が突っ張るかなって思ったけど、突っ張られても出切れるように踏んでいました。そこで脚を使ってしまいましたね。でも、脇本(雄太)さんならあれで最後まで行けると思うので。(5月の)平塚記念も、しっかり自分の仕事をして、最低決勝に上がりたいです」

小原太樹

小原太樹

 一方、昨年の覇者として地元記念連覇に挑んだ小原太樹だが、1着と準決勝で敗退。3着とは微差で、決勝への切符を逃した。

 「(郡司)浩平とも一緒に練習をして、ここへ入っていたし、地元で特別な思いもあったので悔しいです。(準決勝が)本当にもったいなかった。この反省を生かして次につなげて行きたいです」

松本貴治

松本貴治

 松本貴治は1着と、主導権を握った3日間は全て確定板入りを果たした。

 「(最終日の)3着は良いとは言えないですね。(最後は、脚を使っていた)小原(太樹)さんに行かれしまっているので。(小原の位置が)しっかりした追い込み選手とかだったら、もっとズボっと行かれていたと思う。脚の感じは、引き続き変わりないんですけど、もっとレースの時に気持ちを作れるようにしていかないと。そういうところの波がまだありますね」

窓場千加頼

窓場千加頼

 直前の福井F1で、昨年11月小松島F1以来の優勝を果たしていた窓場千加頼。今節は二次予選Bを1着で突破し、準決勝ではS班三谷竜生の前で力走。最終日には、山崎芳仁を連れて赤板前からスピードを上げた伊藤勝太に対し、打鐘の2センターからロングまくりを決めて、3着に粘り込んだ。シリーズを通して動き自体は良かったが、本人はまだまだ納得していない様子だ。

 「ダッシュ、持久力、スピード、全てが劣っているなと感じました。それを練習で底上げすることも大事ですけど、高いレベルのレースをいっぱい走って、場数を踏んでレベルアップしていかないとって思いました。予選なんかで飛んでいたらダメだし、F1の決勝、記念の準決、決勝って走っていかないといけないですね」

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