ピックアップ GⅢ 宇都宮 05/21
ファイナリストが神山拓弥のみという結果に終わってしまった地元勢だが、連日、気持ちのこもった走りを見せていた。坂井洋との連結が外れてしまった準決勝が悔やまれる長島大介は、最終日もしっかりと1着を取り、2勝、3連対の成績でシリーズを終えた。
「今回は仕上がり自体は良くて、番手だったり競輪の勉強をさせてもらった。準決勝はもったいなかったですね。坂井君が下げるだろうと判断して連係を外してしまって、まだ隙がある。そこをなくして、また来年頑張りたい」
4月平塚記念が中止となったことで、坂井洋にとっては今回が記念初出場だった。3552着と記念初勝利は次に持ち越しとなったが、4日間をとおして積極的な走りで見せ場を作った。
「これから先、F1でも先行しなきゃ勝てない場面が出てくる。先行すると自分で踏んだり止めたりしなきゃいけないし、まだペースもわかってない。そこはレースでやらないと覚えられないんで。作戦も自分なりに何パターンか考えて、それを実践するのが今回の課題でした。1着は1回も取れなかったけど、これからも先を見すえてレースしていきたい」