ピックアップ GⅠ 小倉 11/18
21年に愛知から静岡への移籍を表明している深谷知広は、最終日に金子貴志との師弟連係でワンツー。新型コロナウイルス感染症の影響により入場が規制されていたなかでも、師弟の2人にねぎらいの歓声が飛んだ。多くのファンに勇気と感動を与えた名シーンを金子が振り返る。
「(深谷にとっては愛知所属として最後のG1で)あんまり意識をしないようにしていたけど、お客さんがね。それが競輪の良さだと思う。これが無観客だったら、こうはならなかった。あらためてそういう雰囲気をつくってくれたお客さんに感謝したいし、支えられていたんだって思いました。これが決勝だったら良かったけど、(最終日の周回中は深谷との)いろんなレースを思い出しました。(13年深谷とのワンツーで獲った初タイトルの)寬仁親王牌もだし、地元(豊橋)の記念もすごい雰囲気だった。もちろん競輪祭(13年)、グランプリ(13年)もそうですね。これからは違った目線、違うラインで深谷の強さを見られる。そして中部地区として深谷に先着することも大事。そのためには自分がG1に出ていないと」