• 第36回全日本選抜2/20〜2/23

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅠ 川崎 02/20

清水裕友

清水裕友

 競輪祭に続いて郡司浩平がG1を連覇。昨年、グランプリ一番乗りを果たした清水裕友は、全日本選抜連覇を狙ったものの決勝での思惑が外れてまくり不発の7着。しかしながら、初日特選から着と復調をアピールした。ラインの先頭でシリーズ4日間を戦い抜いて、1年ぶりのG1優出。さらに初日の1着は昨年の全日本選抜V以来のG1での勝ち星と、キッカケとなるシリーズだった。

 「(ここ2場所の)立川、大宮が正直、良くなかった。それでいろいろと課題とか見つかったところがあった。しっかり時間を取って準備できたのが、つながっているのかなと思います。自転車の感覚としては今回でつかめましたけど、終わりがダメだとなんか締まらんすね」

深谷知広

深谷知広

 今年から静岡に移籍した深谷知広にとっては、南関の1人として迎えた初のG1。シリーズでは3回、郡司と連係。郡司の地元Vはもとより、連日、果敢に攻めて南関勢をリードした。「初連係する選手が多いので、一走一走、信頼を得られるようにレースをしたいです」と言っていた深谷は、すでに頼れる存在として、ラインからの信頼を確立した。

 「(南関地区のG1で)決勝に乗れて自分自身にも収穫はあった。いいステップになると思う。でも、結果は9着なので今度は自分もそこに加われるようにしたい」

岡村潤

岡村潤

 その深谷知広と同県になった岡村潤。一次予選敗退もその後は、ソツのない立ち回りと堅実な差し脚で3連対を果たした。今年不惑を迎える岡村が、“深谷”効果を早くも実感する。

 「深谷の持っている知識だったりを聞けるんで、それだけでここに来たかいがある。深谷が(静岡に)来たことによって、(簗田)一輝、(渡邉)雄太も刺激になるし、これからどんどん上がっていくと思う」

松本貴治

松本貴治

 松本貴治は通算10回目となる今シリーズのG1で初めて準決にまでコマを進めた。シリーズ2勝目を挙げた最終日、準決と位置取りに重きをおいた立ち回りが目を引いた。

 「もっと戦法の幅を広げなきゃっていうのもそうだし、行けるところでしっかりと行けるように(脚力を上げていかないと)。準決は力不足でしたけど、いい経験になりました」

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