ピックアップ GⅢ 高知 02/26
岡崎智哉は、「好調というよりも、課題がクリアできて、力が付いた」。昨年9月の西武園から成績が急上昇。調子がいいのではなく、純粋にパワーアップを遂げていた。「古性(優作)君と一緒に練習をしていて、言われるがままに練習をしている。上で走っていて、あの強さ。いい選手が近くにいるし、わからないことを教えてくれる」。昨年のGP王者で、今年最初のGⅠを制している古性優作のアドバイスで岡崎は躍進した。
しかし、今開催は空回りの連続。「連日、自分のレースではない組み立て。ステップを上げるためのレースをした結果、裏目に出た。特別競輪で、新山(響平)、深谷(知広)の先行選手を相手に今日(最終日)みたいなレースはできない。レパートリーを増やしていかないと。それを学ぼうとしてリズムが崩れて終わった。帰ってから、先輩方とも相談して答え合わせをしていきたい。特別で戦う力もないし、技術もない。選手として中途半端なんです」。上昇志向があるからこそ、モガき、苦しんでいる姿があった。
「特別競輪の権利を取れ始めたので、そこに向けて鍛錬していきたいんです。南(修二)さん、稲川(翔)さんにアドバイスをもらって、練習パートナーの古性君にもいろいろと聞いてきます」。5月に行われる日本選手権競輪の出場権を得た岡崎が、さらに上を目指して戦っていく。