ピックアップ GⅡ 宇都宮 03/18
まくり3連発。無傷でファイナルに進んだ脇本雄太に、久々のビッグ制覇の期待も高まったが、終わってみれば見せ場なく6着。ラインの古性優作(7着)、浅井康太(8着)にも、チャンスをメイクすることはかなわなかった。
「発進、発進を見逃していたらこうなってしまうのは、奈良記念の時からわかっていた。そこを対応していかないとしょうがない」
2月の奈良記念決勝では、石原颯の引き出しで松浦悠士、宮本隼輔のワンツー。そしてまたしても中四国勢にしてやられた。別線を引き付けることなく出た松浦の好判断でもわかるように、中四国勢は層の厚さを生かす術を心得ている。脇本は、昨年8月のオールスター以来のビッグ出場。疲労の蓄積からくる骨折から復帰3場所目だったこと、さらにこれまでのパフォーマンスを考えれば、そこまでは責められまい。