ピックアップ GⅢ 四日市 11/10
近況の伊藤裕貴は何をしても思うように結果を出せない日々が続き、精神的にも苦しい時期に迎えた地元記念。「今の自分は柴崎(淳)さんの前で、(谷口遼平の)番手を回れるような成績でも状態でもなかったんですけど、前を回らせていただいたので頑張らないとなって」と最終日の負け戦ながら練習仲間の3人での連係が、現状を見つめ直すきっかけに。
「3日目も前の選手が頑張ってくれたのに、連にも絡めなくて…。最近は自分でもうまくレースでも運べていなかったですし、戦法にも迷いがでていて、気持ちが競輪から遠ざかってしまっていましたね。今はS級に上がってから点数も一番ないんですけど、でもこのままじゃ終われなって。いいとは言えない状態でもこうやって地元記念を走らせてもらったおがげで、もう一度自分を見つめ直すいい機会になりました。来年の地元記念も呼んでもらえるように頑張ります」
練習仲間の後輩と先輩に刺激を受けて再起を誓う。