• 防府競輪 開設74周年記念in玉野11/2〜11/5

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 玉野 11/02

新山響平

新山響平

 一、二次予選をともに4着。薄氷を踏む思いで勝ち上がった上杉嘉槻は、準決で高久保雄介、村上博幸を連れて突っ張り先行策。新山響平、松浦悠士を相手に抜群の掛かりで、ラインのワンツーに貢献した。最終日は逃げ切りで勝ち星を挙げ、ポテンシャルの高さを見せてシリーズを締めた。

 「もうちょっとトップスピードも上げたいですけど、(課題は)組み立てだと思います。ちょっと点数を落としていたんですけど、今回の前検日にハブが固くなっているのに気づいて整備したら良くなった。ここ最近良くなかった原因なのかなって。体自体は問題ないです。やっぱり下りを使ってスピードに乗せる方が得意です。そういう意味でも、やっぱり組み立てとタイミングですね。(準決も先行して)収穫のある開催でした。7車立てより9車の方が得意です。でも、S級点も取らないといけないし、次の静岡(F1)もしっかりと頑張りたい。練習は脇本(雄太)さんと一緒にやらせてもらっていて、弟の勇希君も一緒です。あといまはA級ですけど、岸田(剛)君も強い。すぐにS級に上がってくるので、負けないように自分も頑張らないと」

 新山響平は現在の獲得賞金ランクが9位。10位の新田祐大とは1200万円以上の差があり、有利には変わりない。優出を逃した今シリーズだが2勝をマークして、連続のグランプリ出場には泣いても笑っても競輪祭の5走のみ。

 「ここが終わってから、またしっかり追い込んで競輪祭を迎えられれば。(今回はハンドル周りとサドル周りのセッティングを変えていたが)悪くないと思います。番手を回った時にもっと視野の広さがあれば。(最終日は)自分の見ている距離感と違ってあっという間に(別線に)横まで来られてしまった。番手の時はもっと番手らしく走れるように。(賞金ランキング)9位なので気にはなりますけど、(G1を)獲りたい。去年は(番手まくりで)獲らせてもらったので、今年は自分の力で獲れるように」

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