ピックアップ GⅢ 伊東 12/02
特進して5月からS級の舞台に立っている日高裕太だが、PIST6で落車して9月から欠場を余儀なくされていた。迎えた復帰戦が地元記念デビュー戦。万全の状態で臨みたい気持ちはもちろんあっただろうが、随所にポテンシャルを感じさせるレースを見せた。最終日に逃げ切りで挙げた記念初勝利は力強かった。
「PIST6で転んでしまって、プロになって初めての落車と骨折だった。しんどい2カ月間だったけど、ここに向けてやれる練習はしっかりやってきていました。初日から最終日まで強い選手と戦えた。自分の武器は若さだと思っているし、それを出して戦えて良い期間が過ごせました。みんなから、すんなり駆ければ強いって言ってもらえたけど、自分の弱点は一回脚を使ってからもう一回踏んでいく脚。2日目も、良い位置が取れたけどまくりが全然出なかった。強い人たちにぶちのめされながら、レースを覚えていきたいです」