ピックアップ GⅢ 別府 12/07
シリーズを通して動きが際立っていたのは坂井洋。準決こそ展開に泣かされて7着も、単騎だった初日特選を含めて、あとの3走はすべて勝ち切った。タイトルにも手が届くだけの力を有しているだけに、三十路を迎える来年は勝負の年でもあるだろう。
「最近は(最終日で見せた松岡辰泰が仕掛けたあとの)あそこの動きをしっかりと意識している。自分はそこのスイッチの速度が遅い。古性(優作)さんとかはすごく早い。そこも経験ですね。そのあとは緩んだら叩いてもっていう気持ちだった。今年は練習での落車も入れて、5回落車をしている。2カ月前くらいから、やっと(調子が)上がってきた。ウエートトレーニングも始められるようになったんで、もっと底上げをしていかないと。(組み立て面も)そうだけど、脚を上げていかないと。G1の決勝もまだ1回しか乗ってないし、与えられたところで一戦、一戦やるだけですね」