• 平競輪場 第78回日本選手権競輪4/30〜5/5

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅠ 平 04/30

佐藤一伸

佐藤一伸

 「(デビューして)出はじめのころから自力選手でここまできたので、マーク選手や自在戦で追いつくのは無理だし、技術不足だけど、やれることはやろうと。この歳まで自力でやってきて、(準決の)こういうところで深谷(知広)の番手を回れて、普段タテでやっている分、少しは自転車が出た。(決勝は)2着だけどビックリ。G1の初決勝でお客さんの車券にからめたのはうれしい。運が良かったです。そういう展開で脚をためられていた。(賞金上積みでS班を狙えるって)同期の佐藤一伸に言われました。けど、僕は下からはい上がってきたので、そこは気にせずですね」

 岩本と同期の佐藤一伸は、デビュー16年目にしてG1初勝利。飯野祐太を二次予選に勝ち上がらせて、取鳥雄吾をつぶした一次予選から動きが際立っていた。「地元のG1は2度と走れることがないと思うので、悔いのないように」との思いで、アグレッシブに攻めて結果を残した。

 「地元のダービーに出られるだけでも自分のなかでは頑張った方なのに、G1初勝利ができるなんて。(ゴールした後に)ガッツポーズしちゃいました(笑)。地元なんで8割増しくらいです。2月くらいからペダリングとかセッティングを改善して、成績が悪かったけど、それがようやくここに間に合った。少しずつ形になってきた。まだまだですけど、飯野さんとか先輩たちに聞いて、いい方向にいっていると思います」

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