• 岐阜競輪場開設75周年記念長良川鵜飼カップ9/21〜9/24

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 岐阜 09/21

村田祐樹

村田祐樹

 アッと驚く3連単51万円超の配当を準決で演出。S班の山口拳矢が直前に欠場した地元、中部地区にあって存在感を見せたのが村田祐樹だ。今シリーズが通算5度目のG3。前々回のオールスターでは初めてG1を経験した。「いろいろ経験をして毎回、課題ばっかりです」と、初G1を振り返っていたが、今シリーズはそのポテンシャルを遺憾なく発揮。太田海也、中野慎詞といった同期の早期卒業組には遅れを取ったが、養成所で3度のゴールデンキャップを獲得しながらも競走訓練では未勝利。力を秘めながらもミステリアスな雰囲気を持つ村田が、初めての記念決勝でもS班の松浦悠士、深谷知広の2人を苦しめて見せ場をメイクした。

 「(決勝は最終)3コーナーまで夢をみました。でも、4コーナーでは脚がいっぱいだった。力勝負をして3着ですけど、まだまだ脚力的にも、組み立て的にも未熟な部分があるんで、これからしっかりとそういうところを補ってやっていきたい。(3着以内で来年11月の競輪祭出場の権利が)あるっていうのも先輩に言われて知りました。強い先輩たちがいるんで、自分もそこに向かっていきたい」

ページトップへ