• 小松島ミッドナイトGⅢ2/17〜2/19

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 小松島 02/17

阿部英斗

阿部英斗

 125期の阿部英斗は、今回がグレードレース初参戦だった。周囲の注目もあったなかで、初日はすんなり先行させてもらえずに敗退。だが、2日目は突っ張り先行で別線を完封し、最終日は中川誠一郎から逃げ切り勝ちを決めた。初めて付いた中川は「(北津留)翼みたいな強さ。ダッシュも良いし、踏み直しもできる。特に、加速した時に伸びていく感じがすごいから、競輪選手向きの脚質」と、評した。伸びしろ豊かな新人は、これから経験を積んで憧れの舞台で戦っていく。

 「(最終日の逃げ切りは)びっくりです。(中川)誠一郎さんが勝った別府の全日本選抜は、本場で見ていたんです。出切れなかったらどうしようって緊張したけど、まさか逃げ切れるとは。初日の失敗を、最終日は返せたかな。僕と、(中石)湊は、ナショナルのジュニア時代に、新田(祐大)さんに育ててもらったと言っても過言じゃない。開催中の新田さんを初めて見て、すごい集中力だった。(最終日は)20時くらいからピリピリしてる感じがあって。ああいう姿勢も吸収したい。今回は、切って、切ってでカマシを封じられたし、別線が、走りながら僕のことを待っているのが見えた。警戒されてきたんでしょうね。自分の得意な形を封じられたし、先行のバリエーションを増やさないと。焦っても無駄だと思うし、今回で見えた課題を潰していきたい」

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