• 岐阜競輪場開設99周年記念長良川鵜飼カップ9/1〜9/4


災害復興支援レース  ※チャリーズ杯で使用 シリーズ展望

熾烈を極めるVバトルから目が離せない

武田豊樹

武田豊樹 欠場

 SS班3人に加えてV争いを演じることのできる実力者が各地区に散らばり、勝ち上がり次第では勢力図が一変することもりそうだ。初日から目の離せない4日間のシリーズの主役を演じるのは、巍然(ぎぜん)たるオーラを放つ武田豊樹。高松宮記念杯での落車から7月のサマーナイトフェスティバルで復帰を果たすと、着の準V。前を委ねた平原康多が不発の決勝も、コースを縫って浅井康太に僅差に迫る俊敏な動きが目を引いた。続く函館記念では自力での感触を確かめながら着。課題を残したが、オールスターでは着。シリーズで3度連係した平原や矢野昌彦と息を合わせながら、番手での感覚を研ぎ澄ましていた。1月の平記念、6月の高松宮記念杯で連係している吉田拓矢との茨城タッグが、今度はどんなハーモニーを醸し出すか注目したい。その吉田は、弥彦記念の準決で落車のアクシデントに見舞われた。オールスターの欠場を余儀なくされ状態面での不安は残るが、直後の小田原記念から早速始動。若い肉体に宿る回復力に期待したい。

竹内雄作

竹内雄作 欠場

 浅井、深谷知広とともに中部勢を大きな推進力でリードしてきた竹内雄作。浅井、深谷のいない今シリーズは、竹内が重圧を一身に背負う。青森F1を3連勝の完全Vで弾みをつけて臨んだオールスターを着。オリオン賞を逃げ切り、シャイニングスター賞では先行策の深谷をマークしてワンツーフィニッシュ。準決は関東勢の2段駆けに屈したが、シリーズを通して動きは悪くなかった。昨年は2度のG1ファイナルを経験。今年も名古屋ダービーで優出を果たし、輪界屈指の先行型へと成長を遂げた。先行でタイトルを奪取するためにも、地元の記念で足踏みはできない。

山崎芳仁

山崎芳仁 欠場

 SS班の山崎芳仁に佐藤慎太郎、菊地圭尚、さらに先のオールスターで優出した菅田壱道を擁する北日本勢も流れひとつで台頭のシーンがある。オールスターの4走はすべて北日本の後輩に委ねた山崎。ラインの先頭での戦いが減ってはいるものの、弥彦記念の2日目優秀ではソツなく立ち回りまくりで2着。自力でもまだ十分にタイトルを獲れるだけのパワーを備えているのは心強い。佐藤、菊地と気心の知れたライン形成から、慌てることなく優勝を模索する。

南修二

南修二 欠場

 山本伸一や注目選手にもあげた中井俊亮。G1初出場ながら先のオールスターを沸かした2人がいる近畿勢にも熱い視線が注がれる。番手での献身的な仕事で厚い信頼を得ている南修二が、近畿の要となって強力布陣をつくりあげれば別線に取っては脅威となる。

 オールスター2次予選で落車を喫した園田匠は、その後の2走は展開にも恵まれず5、4着。が、それまで伸びが良かっただけに、状態さえ戻ってくればV争いに加われる。

出場予定選手

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