やはり中心は外国勢

マティエスブフリ
世界のトップスター2人が日本勢を圧倒する。ブフリは昨年が初来日も5Ⅴ、26勝と圧巻の走りを披露。先行、まくりを器用に使い分け、いきなり日本の競輪への髙い順応力をみせた。さらに、リオ五輪のケイリンでも銀メダルを獲得と伸び盛りの若武者だ。ペルビスは今回が来日6回目。レースの組み立ても上達して脅威倍増だ。日本で3つのバンクレコードを持っており、「ソニック」の異名は伊達でない。また、両者は昨年もレース毎に前後を入れ替えて好連係。今回も両者で組んでV奪取だ。
日本勢は松谷秀幸、矢野昌彦らを軸に対抗する。度重なる落車に泣かされた松谷だが、共同杯は2勝。共に番手戦も状態は徐々に上向いてきた。上積みあれば、外国勢相手にも上手さを発揮できる。矢野昌彦も7月函館記念を1着やオールスターで準決進出など近況右肩上がり。地元の池田勇人はまだ本調子になく、矢野に前を任せる手も。大竹歩が率いる中近勢も侮れない。