• 久留米競輪場開設99周年記念中野カップレース10/20〜10/23


災害復興支援レース  ※チャリーズ杯で使用 シリーズ展望

近畿勢があうんの呼吸

村上義弘

村上義弘 欠場

脇本雄太

脇本雄太 欠場

 4月14日および16日未明に発生した熊本地震で甚大な被害を受けた熊本競輪場での開催が不可能となったため、隣県の久留米競輪場で行われる今年の記念開催。そのなかで本線となるのは、村上義弘が率いる近畿勢か。9月地元の向日町記念に続き脇本雄太を足場にレースを進めるが、今節は成長著しい中井俊亮もいて目標に事欠かない。準優勝した地元記念、親王牌とハードな戦いのあとの当シリーズとなるが、目の前の一戦に全力勝負するのが村上のモットー。ここも気力を前面に、近畿一丸となってV獲りに出る。その脇本はリオ五輪時の調子をそのままに、本業に復帰してからまた一段とパワーが増した印象だ。向日町の決勝では稲垣裕之、村上の地元ワンツーに貢献。今度は自分が勝つ番だ。中井は今年大きく成長した一人で、今ではトップクラスに位置し、今後も成長を続ける近畿期待の若手だ。

武田豊樹

武田豊樹 欠場

神山雄一郎

神山雄一郎 欠場

 近畿勢に待ったをかけるのは関東勢だ。武田豊樹は共同杯では準決で敗れたが、最終日はまくりで勝利し「手応えがあった」と、まだまだ自力で戦えることを示した。今回は信頼する神山雄一郎、後輩の芦澤大輔と、ともに第一線で戦う仲間がいるのは心強い。さらに前を任せる鈴木竜士もいてラインは強力。当記念は過去3度優勝しており相性は抜群。今回バンクは違うが、大会にかける意気込みは変わらない。神山も共同杯を準Vと復調ムード。注目の若手・鈴木はサマーナイト、共同杯とビッグを経験して着々とレベルアップ。そろそろ記念クラスで結果を残したい。

 竹内の存在も光る。先行日本一の称号をほしいままに、共同杯でついにビッグタイトルを奪取。賞金ランクを大幅にアップさせ、初のグランプリも見えてきた。今最も乗れている注目の選手。アクセル全開のまま、当所もぶっ飛ばしていこう。絶好の目標を得た金子貴志、林巨人は与えられたチャンスを生かしたい。

 地元地区の九州も、今回は普段に増して力が入る。静岡ダービーを制し、リオ五輪にも出場した中川誠一郎にとっては凱旋レース。リオではスプリント予選敗退に終わったが、気持ちを新たに9月から本業に復帰。まだホームバンクを走ることはできないが、熊本で見守るファンに勇姿を見せたい。服部克久も気持ちは同じ。9月宇都宮を優勝するなど、震災に負けじと以前より増して力強い走りを見せている。井上昌己も周りをサポートしつつ、自身も結果を求めたい。

 その他、機動力上位の早坂秀悟や、メンバー随一のスピードを誇る山中秀将、復活を遂げたベテラン渡邉晴智もV圏内に位置する。

出場予定選手

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