深谷知が外国勢迎撃

深谷知広
ボス、ぺルビスの両外国人はいるが、ホームで負けられない深谷知広を本命に据える。1月大宮、高松と記念を連覇し最高のスタートを切ったが、全日本選抜で二予敗退。これに象徴されるように今年も年間を通してムラのある走りが続いた。準決までは抜群の走りを見せながら、決勝では凡走など開催中にも目まぐるしく変わる調子の波。ただ爆発力ある走りは誰しもが知るところ。9月青森でも記念優勝を果たすなど、F1戦を含め5V。11月武雄記念もⅤこそ逃すも、地元の荒井崇を連れた中川誠を叩き切り浅井康の優勝に貢献と状態は確実に良化している。仕掛け所を熟知した走路なら外国勢と真っ向勝負を演じても勝ち負けできる。8月の記念では準決敗退に終わっただけに、優勝でファンの期待に応えよう。笠松信幸と地元ワンツーも十分だ。
両外国人から素直に狙う手も。ボスは10月別府で完全優勝など、9年ぶりの参戦でもブランクを感じさせない競走を見せる。11月武雄では山田庸に足元を掬われたが、ここは力強い走りで日本勢を制圧にかかる。一方のぺルビスは11月別府までVなしと物足りない。しかも、その別府は5着と内容も芳しくない。何とか逆襲したいが…。外国勢の連係では番手の勝率が高いだけにボス追走から勝機を見出したい。
渡邉雄太を先兵に中村浩士、武田憲祐と好調な追い込み陣がそろった南関勢や、木暮安由に芦澤大輔、後閑信一らの関東勢、11月久留米をⅤの筒井敦史も上位争いだ。