差し脚冴えわたる和田健

和田健太郎
和田健太郎は、平塚ダービーで2度目のG1優出を果たすと、5月青森全プロ記念を着。さらに、6月函館記念でデビュー16年目にして記念初制覇を飾り、まさに充実一途の近況だ。勢いのままにここも冴える決め脚を発揮する。目標にする簗田一輝もタテヨコ俊敏。6月名古屋記念決勝では渡邉雄の記念初Vに貢献。続く6月奈良では番手まくりの古性優の上をいき、S級初Vを無傷で達成した。地元の福田知也もいて、上位独占も十分に狙えそう。
近畿勢も強力だ。山田久徳は、6月静岡準決でソツのない位置取りからまくり追い込み、逃げたウェブスターに4分の1輪差まで迫った。ここも好位確保し狙いすました一撃を狙う。また、先行に一段と力強さを増す石塚輪太郎と、西岡正一の和歌山勢も見逃せない。
山岸佳太と芦澤大輔の茨城コンビも怖い。積極的な山岸が主導権なら、芦澤は好機を生かしていけるか。
自在性光る山形一気に乗る橋本強もV候補の一角だ。