地元86期コンビが主役

村上博幸
稲垣裕之と村上博幸の地元同期コンビがV争いの中心だ。村上は冴え渡る差し脚で、今年は出場したG1を全て優出。F1戦では、6月平塚を目標不在な中、鋭いタテ脚で制するなど、格の違いを見せつけている。稲垣は3月小倉の落車のケガが尾を引いていて、本調子とは言い難い。オールスター直前のここから巻き返していきたいところだ。大舞台で何度も連係した両者で地元の牙城を守り抜く。
新山響平は、6月函館記念を優出し、高松宮記念杯では一次予選を打鐘先行で末良く逃げ切り、青龍賞へと駒を進めた。持ち味の先行に本来の力強さが戻り、上昇気流に乗っている。安部貴之らを連れて、地元コンビに真っ向勝負を挑む。
好調時の末の粘りが蘇った永井清史も、同県の山口富生や、笠松信幸と援軍充実で押し切りも十分。
南関を代表する追い込み型の和田健太郎もV候補。木暮安由はサマーナイトでの落車が軽傷なら変幻自在な攻めで地元勢に牙を剥く。