中部勢が強敵を迎え撃つ!!
脚力伯仲も竹内雄作の地元Vに期待したい。6月函館、宇都宮と記念開催を連続で優出。徐々に本来の動きを取り戻すと、サマーナイトは準決で三谷竜ら別線を完封。129着で久しぶりにビッグの決勝に進出した。さらに、良好なムードで迎えたオールスターでは、初日から持ち味の先行策で白星スタート。準決勝は後続の落車こそあったが、前々に攻めて1年ぶりのG1ファイナリストになった。「体の思っている感覚と自分が動かす感覚がリンクしてきた」。好感触を実感している今の状態なら、地元記念奪取は十分に狙える。強気に攻めてファンの声援に結果で応えよう。ホームの志智俊夫も並々ならぬ覚悟で臨む。3月玉野の決勝3着以降は記念の優出こそないが、6月久留米記念で1191着。随所で鋭いキメ脚を見せている。オールスターでも連係してワンツーの竹内に食らい付いていく。中部は他にも、主軸を担える吉田敏洋、北野武史ら戦力が充実。万全の布陣で他地区を迎え撃つ。
関東勢も強力な面々がそろう。吉澤純平は全日本で初のG1優出。宮杯も力強い走りで8116着と一皮剥けた印象だ。オールスターでは精彩を欠いたが、当所までにレース間隔も空いて準備万端だろう。変わらぬ積極策で同型ライバルを撃破する。オールスターの準決で落車した武田豊樹は欠場となったが、神山拓弥や金子幸央も栃茨で結束して関東を盛り上げる。
南潤にも注目したい。4月函館ではデビュー最速となるG3制覇。6月宇都宮記念でも3113着の好走など、存在をアピールしている。初のG1となったオールスターでは強制帰郷となったが、強敵を相手に連日バックを取って勝負。大舞台で得た収穫を、当所で生かそう。同県の椎木尾拓哉や野原雅也と好連係を決め上位独占を目論む。
中四国勢はクセ者が多い。松浦悠士は徐々に調子を上げると、7月福井記念を2317着。準決は好位確保からまくって桑原大志とワンツーを決めた。タテ攻撃の威力を取り戻した。タテヨコ俊敏な立ち回りから一撃を見舞う。桑原大志も7月福井、松戸と記念を連続優出。状態が上向きに変わりつつある。頼れる後輩たちを足場に、勝負強さを発揮する。
南関勢は和田真久留、岡村潤、山賀雅仁と粒ぞろいのメンバーが集結。他にも山崎芳仁、小松崎大地、佐藤慎太郎の福島勢や松岡貴久も軽視できない存在だ。