負けられない浅井康
主役を張るのは地元の浅井康太だ。最近の浅井は素晴らしいスピードを披露していて、2月静岡記念で4連勝を達成すると、同月玉野記念は1151着と勝ち星を量産中。G1開催でも好勝負できる調子なら地元のF1戦でVを譲る訳にはいかない。3連勝で地元ファンの期待に応える。練習仲間の坂口晃輔が浅井に続く。坂口も調子は良好で、全日本選抜ではスタールビー賞に乗ると、2月奈良記念は決勝進出。浅井とは昨年11月四日市記念の二次予選Aでワンツーを決めている。
伸び盛りの新鋭・森田優弥が浅井に挑戦状を叩き付ける。昨年後期はF1戦ながら3Vを達成すると、今年も2月宇都宮で初Vをものにしている。主導権を握ると強靭な粘りを発揮するので、マイペースで駆けられれば押し切りもありうる。
今年は2場所続けて落車と多難なスタートとなった松岡貴久だが、2月向日町の準決は高久保雄の逃げを8番手からのまくりでねじ伏せていて、徐々に上向いてきた印象だ。松岡には西日本スジでレース巧者の桑原大志が続くか。