躍動感戻った鈴木庸
ヘルニアを患い長期欠場を強いられた鈴木庸之だが、復帰後は一戦ごとに調子を戻してきた。特に6月青森G3で4着と快走を演じた後は、素晴らしい成績を残している。8月当所G3では5着と久しぶりのG3優勝を達成すると、同月弥彦は地元Vこそ逃がすも2着と3日間確定板入り。変幻自在に立ち回り、ここ5場所の3連対率は88%を誇っている。信頼性は一番だ。鈴木には関東スジで同期生の古川尚耶が続くか。
地元の大森慶一を重視する手もある。7月弥彦記念1着、オールスター着、8月福井着と差し脚好調で、チャンスが巡ってくればものにできる状態にある。北日本勢の先陣を受け持つ嵯峨昇喜郎はオールスターでまたも落車している。体調には一抹の不安もあるが、大きな問題がなければ主導権を握って北日本勢を上位独占に導く場面もありうる。
田中晴基はオールスターで着と好走している。地力は上位だが、今節の南関勢は上位陣が少なく総合力では劣勢だ。