総合力に勝る菅田壱
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菅田壱道
ここは菅田壱道の総合力が頭ひとつ抜けている。自力自在にGレースで安定した活躍をみせ、5月川崎、8月取手で優勝するなどF1戦ではきっちりと結果を残している。今シリーズも北日本で上位の機動型は菅田だけ。その総合力でそろった追い込み陣をリードする。菅田をガードするのは同県の齋藤登志信に、地元の永澤剛だ。齋藤は7車のレースにやや苦戦している印象もあるが、ここ一番で見せるキメ脚は健在。永澤は6月当所F1で落車したあとも、その影響を感じさせない走りを見せている。
関東勢は1班が5人と層が厚い。池田勇人、天田裕輝と2枚の機動型を先頭に数的優位を作りたい。池田は7車になって4戦で優出1回と準決勝が壁になっているが、今期5勝の数字は見逃せない。追い込み型も芦澤大輔に稲村成浩、神山雄一郎と実力者がズラリ。昨年10月の肩鎖関節脱臼から2月に復帰した芦澤は、6月西武園から4連続優出するなど復調一途だ。
堀内俊介、中村浩士の南関コンビも強力。堀内は7月静岡で眞杉匠をまくって準優勝。中村も戦歴は安定しており、数的不利を覆すだけの力を持っている。