好調維持する金野俊
A級戦は金野俊秋の機動力が頭ひとつ抜けている。8月前橋では準決勝2着でS級特進を逃したものの、その前橋も含めて6月小田原からは4連続優勝。位置取りの上手さにフィニッシュの精度。A級では屈指の実力を誇る今の金野に死角は見当たらない。同県の高橋雅之に山田和巧と力のあるマーク陣が後ろを固める点も金野の強みだ。
好調な金野を破るとするなら三浦雄大だろう。三浦も金野に負けず劣らずの充実ぶり。開催休止明けは9戦で2V、鋭いタテ脚で高い勝率を誇っている。今シリーズも高谷敏史に石井洋輝と北日本の機動型は豊富。高谷、石井も近況良好で、そろって勝ち上がって決勝で強固なラインを築きたい。
関東勢は一発ある原田泰志が軸だが、前記の2地区とは戦力差があり、苦戦を強いられそうだ。