迫力増した大石剣が本命
持ち味の自力攻撃に一段と磨きがかかった大石剣士。6月西武園でのS級初Vで自信を付けたのか、その後は勝率が大幅にアップしていて、ここ7場所は14勝の荒稼ぎ。ビッグレース初参戦だった共同通信社杯でも2日目に1勝を挙げている。当所は10月のナイターG3で2着と大暴れした実績もあり、優勝に最も近い存在とみて中心視した。地元の成清貴之は、その当所G3の準決で大石剣の逃げに食い下がって2着、南関ワンツーを決めている。10月立川で落車したのは気になるが、体調に問題がなければ好勝負に持ち込める。
機動力なら金子哲大も一級品だ。8月青森で今年初V、11月防府記念では1着と2勝を挙げている。仕掛けがツボにはまれば勝ち負けになろう。関東では河野通孝、朝倉智仁の茨城勢も侮れない勢力だ。朝倉は第115期生のルーキーチャンピオンレースを制した有望株。9月大宮2着、決勝は逃げて粘っていて、主導権を握ると怖い。