エリート街道驀進中の山口拳
第117期生在所成績第2位の山口拳矢は、スピードの切れには素晴らしいものがある有望株。デビュー後は順調にステージを駆け上がっていて、ルーキーシリーズ、チャレンジ戦、1・2班戦と破竹の24連勝を達成し、一気にS級の座を射止めた。まだS級では優勝が無いものの、10月大垣1落着、11月岐阜1着、初優勝は時間の問題だろう。ここは不破将登、山口泰生、川口公太朗ら岐阜勢の戦力が充実しているのも追い風だ。不破は9月松阪でV、10月松戸記念は1着と調子を上げているし、山口泰も最近は優参続きで8月松阪、10月和歌山でVをゲット。川口も今年は2Vを飾っている。
高久保雄介、中井俊亮らの自力型を擁する近畿勢も侮れない。今年はまだ優勝が無い高久保ながら、10月熊本記念in久留米2着など動きはいいし、中井は10月四日市2着では今年2V目をゲットしている。タイミングよく仕掛けて主導権を握れば勝ち負けに持ち込める。