戦歴重視なら諸橋愛
競走得点は諸橋愛が大きくリードしている。今年はまだ優勝には手が届いていないものの、全日本選抜では決勝進出、ウイナーズカップは着と二次予選、最終日特秀で勝っていて、ビッグレースでも存在感を示している。43歳のベテランながら差し脚の切れ味は相変わらずで、関東スジの雨谷一樹を目標に鋭脚を発揮しよう。最近の雨谷は組み立てに柔軟性をもたせている。ウイナーズカップの3日目は単騎ながら近畿コンビの仕掛けに乗ると3番手から突き抜けた。
小川真太郎、阿竹智史の徳島コンビも侮れない。今年は今ひとつの感もある小川だが、全日本選抜では一次予選をまくって勝つと、3月は3場所すべて優参を果たした。好位確保から自力を出せれば勝ち負けに持ち込める。
山田庸平、荒井崇博、森山智徳、坂本健太郎と駒数豊富な九州勢。一枚岩になれるかはっきりしないが、動ける選手ばかりなので動向には注意したい。