町田太が他を圧倒
町田太我の機動力が抜けている。3月取手の落車でルーキーチャンピオンレースを欠場したが、3月広島から復帰すると7走して4勝。4月西武園記念では決勝に勝ち上がっている。準決勝で敗れた昨年11月当所のS級デビュー戦から半年で、成長した姿をファンにアピールする。片岡迪之は昨年12月高松のS級初優勝から目立ったヒットこそないが、調子は維持している。勝ち上がれば町田の番手もあるだけに、チャンスのあるシリーズだ。
機動型がそろった近畿勢が町田に抵抗する。伊原克彦は現在、F1戦を3連続優出中。バックを取るレースも増えるなど自力でも動けている印象だ。今シリーズは練習仲間の小森貴大に窓場千加頼と前を任せられる後輩も多い。小森は2月豊橋でS級初優勝、窓場は今期序盤の失格続きを物ともしない攻めのレースで健闘している。
中部勢は山田諒に復調の兆しが見えてきた。2月高松記念の落車から復帰戦だった3月ウイナーズカップは大きな数字を並べたが、続く西武園記念ではシリーズ3連対。山田の積極的な仕掛けに乗る柴崎俊光にも期待できる。
津村洸次郎、小川勇介の福岡コンビは、ともに近況好調。津村の一発に小川の差し脚と推せる要素は多い。