調子上向きの會澤龍
やや調子を落としていた時もあった會澤龍だが、5月函館で今年の初Vを飾ると、続く同月平は着と3日間確定板入り。持ち味である自力攻撃の破壊力が甦ってきた。今の脚勢なら優勝に最も近い存在とみて中心視した。北日本勢は追い込み型がそろっている。前S級の野木義規、地元の小橋明紀、大崎和也と豊富で、ラインでの上位独占は大いにありそうだ。
S級でも徹底先行で鳴らした佐山寛明を重視する手もある。前期のS級戦は予選の連がらみは少なかったが、5月末までに5勝、2着6回と軽選抜、一般戦では善戦していた。會澤はまくりに頼る傾向が強く、マイペースに持ち込み押し切る場面は考えておきたい。坂本匡洋は6月京王閣3着、決勝は下井竜のまくりに続いた。佐山との連係が叶えば連対十分。
栗本尚宗、鈴木良太の南関勢も好勝負が見込める。今年はまだVがない栗本だが、準V3回、5月大宮は連勝で優参。柔軟性を兼ね備えた自力戦で健闘している。鈴木は好調で、今年は3V、準V3回。好展開が巡れば単も。