新田祐で断然!!

新田祐大
25日からのミッドナイト開催はF1戦。各地からS級上位級の選手を集めて普段とは異なる雰囲気の中で開催されよう。本命は新田祐大だ。調子の波があってダービー前検日の負傷からまだ完全に立ち直ってはいないものの、復帰2戦目のサマーナイトでは特選、準決を快速まくりで連勝している。ここは嵯峨昇喜郎がいて、番手戦の可能性が高く、優位にレースを運べそう。嵯峨は完全に好調時の脚が復活。8月G3でも連日自信を持って決勝に勝ち上がり、決勝も赤板からの突っ張り先行で坂本貴をG3初Vに導いた走りは堂々たるものだった。もちろん、新田は競輪祭で優勝するなど縁のある走路だし、自力でもダッシュ、スピードの違いで他を圧倒できる。8月函館G3で決勝3着など好成績が続く新山将史は北日本での結束を重視して新田の後ろを固めるか。
和田健太郎の動向も気になる。大ヒットを飛ばすには至っていないが、サマーナイト、7月佐世保記念を優参と着をまとめているし、何よりも車が伸びている。近藤隆司くらいしか南関で目標にできそうな選手はいないが、その近藤がいいところまでまくり上げてくれれば、あとは自分の脚でどこまで突っ込めるかだ。
一方、本来なら、強力北勢を相手にしても中心視可能だった中川誠一郎、北津留翼の九州勢だが、不安がいっぱい。中川はオールスターを病欠しているし、北津留もオールスターの一次予選1で落車した影響はあるのでは。地元ホームの北津留が強烈ダッシュで仕掛けて、中川がそれを余裕を持って追走してという場面を見るのは難しいか。
島川将貴、上野雅彦の機動型を擁する四国勢の連台頭は十分考えられそう。マーク陣も福島武士、田尾駿介、原誠宏と好脚がそろっている。
安定感はないが、4月青森G3を制するなど一発が魅力の河端朋之も忘れてはなるまい。