新年開幕戦を制するのは?
23年の函館競輪開幕戦。機動型が比較的手薄なシリーズとなり、林敬宏には絶好のVチャンスとなりそう。強烈ダッシュで繰り出す仕掛けに後続が離れて単騎逃げになってしまうケースも見受けられ、思いのほか成績には波があるが、脚力アップを感じさせる脚勢だ。ここは踏み出し全開でいかなくても先手を握れそうなメンバー。鈴木伸之や伊藤世哉との中部ラインをしっかり機能させて押し切る。
地元の開幕戦を走る荒澤貴史も気持ちが入る。降級後は準V2回、決勝3着1回と安定している荒澤が目標にできそうな北の機動型は太田将成、引地正人、大高彰馬。大高はまだ予選クラスの選手だし、引地も近況は一息。結局、一番頼りになるのは太田だろう。降級後はバックを取る競走が増えている太田を盛り立ててゴール前勝負に持ち込みたい。
逆に近畿の援軍が手薄な末廣快理の動向がV争いの行方を大きく左右しそう。最近は準決をクリアできていないが、予選や負け戦では連対を外していないし、特班初戦の1月前橋でいきなり優勝した実績もある選手だ。踏み出し強烈なタテ攻撃で売り出しており、今回の相手ならかなりの確率でV争いに絡んできそう。
伊藤亮や福田滉の関東勢も、目標にする片桐善也や加藤将武が奮起なら浮上がありそう。