安定感抜群の小沼良から
長らくS級の舞台でも活躍し、52歳となった今でもA級トップクラスの差し脚が持つ小沼良に注目した。前期は2度の優勝実績を誇り、その3連対率は驚異の7割を超える。5月名古屋MNで優勝して以降は7場所連続で決勝戦で確定板を外していないのだから驚かされる。ここは関東で地元の片桐善也や櫻井学との連係から抜け出しを図る。櫻井は近況は番手戦が増えているもののタテ脚も健在で前期は3V。片桐の番手は指定席なだけに素直に本命視してもいい。
対する南関東の主軸は原田亮太。バック回数2ケタを超えるメンバー随一の積極性を持つし、機動力はS級で通用するレベルだ。ここでも同県の佐藤清之、栗本武典の前で積極策に出て、別線完封は十分考えられるところだ。
大西祐、児玉慎一郎の四国コンビも見逃せない。大西は今期初戦の7月別府をまくりで3連勝を決め、好スタートを切っている。
前期S級の本郷雄三は競走得点最上位。まくりの破壊力には定評があり、6月高松では初日大敗も2日目以降まくりで連勝している。ただ、展開には注文が付きそう。
ムラ脚ながら、森田康嗣もダッシュ生かしたまくりが魅力でその一発は十分だ。