南関勢に期待も接戦
傑出者不在で混戦ムードも、金野俊秋、岡本英之の地元コンビに、仁藤秀の南関勢を重視したい。仁藤は2月当所、5月伊東、6月西武園と前期は3V。ダッシュを生かした自力攻撃の破壊力はA級屈指のレベルだ。同じく前期3Vの機動型である金野は負傷明けで本調子ではないし、ここはラインの結束力を重視して仁藤の援軍に回りそう。好条件も生かして仁藤の押し切りに期待する。
堀兼壽、島野浩司、松崎貴久の中部勢も差はない。堀は7月名古屋、富山と降級して2場所走ってともに準決はクリア。名古屋では売り出し中の加藤将のまくりをこらえて逃げ切っている。機動力をフルに発揮なら中部で上位独占に導けるだろう。
以前のような機動力は望めなくなった菅谷隆司だが、ショートレンジのまくりにはまだまだ威力がある。その菅谷を目標にする小沼良は差し脚が抜群に冴えているだけに連候補から絶対に外せない。
小谷実も今年V3と元気いっぱい。当所も6月に走って❷着だった。自力も健在だし、主力陣に脚力差のないシリーズだけに一発は十分。