和田健が決め脚発揮
競走得点で大きくリードする和田健太郎が今シリーズの主役だ。寬仁親王牌では3連勝で2年振りにG1決勝までコマを進めた。またその後も伊東記念でライン3番手から鋭い決め脚をみせて優勝を果たしており、近況では白星もかなり増えてきている。ここでは12月平決勝でワンツーを決めている青野将大に再度前を任せて、南関決着を目指す。その青野は、大垣G3決勝戦で積極策をみせて山賀雅とのワンツーの準V。その後F1戦で5連続優出中で3Vと直近はかなり充実している。
結束力ならば宿口陽一、森田優弥の埼玉コンビも引けを取らない。宿口は小田原G3で北井佑の先行を鮮やかにまくり切ってのG3制覇があり、大宮記念では一次予選から3連勝で決勝まで勝ち上がっている。前で動く森田も昨年は立川記念で初のG3優勝を決めており、G戦線でも持ち味のタテ攻撃での躍動が目立つ。この埼玉コンビは連係実績も豊富で、逆転は十分に可能だろう。
地元の小川真太郎は四日市記念で優出を果たすと佐世保記念でも決勝3着。F1戦ならば決勝の常連で、地元戦でも奮起をみせたい。同じく地元の堤洋や、中四国結束で柏野智典とともに上位進出を目指す。
村上博幸は中近連係で藤井侑吾、川口聖二目標からチャンスを探るか。