混戦を制すか山口拳

山口拳矢 欠場
どこからでも狙えそうな混戦模様のシリーズ。実績上位の山口拳矢を中心視するのが順当だろう。高松宮記念杯では連がらみなしに終わっているが、今年は1月立川記念を含み3Vを飾っている。展開に応じた立ち回りから自力を繰り出してVをものにするとみた。川口公太朗が食い下がり岐阜ワンツーを目指す。
和田健太郎、佐々木龍の南関勢は佐々木が前で総力戦か。あまり仕掛けは早くない佐々木だが、3月四日市でのVなど、随所でまくりを決めている。ただ、高松宮記念杯の一次予選1で落車し、以後は欠場したので体調が気がかり。地元の和田はベテランながら差し脚は鋭い。6月取手記念では準決2着で優参を果たすと、高松宮記念杯は確定板入り3回。チャンスが巡ってくればものにできる状態にある。
注目株は山崎歩夢だ。S級初戦の5月川崎ではいきなり決勝に乗っている。その決勝で落車した影響がないようなら、素晴らしいスピードを活かしてレースを支配しても不思議ではない。6月富山G3で優勝している飯野祐太が首位に躍り出る場面は考えておきたい。