激戦も田村大が中心

田村大
機動型が多数参戦し激戦ムードも、田村大を本命に指名。競走得点最上位の田村は、前期にG3で4度の確定板入り。S級戦でも自慢の先行力を発揮し、直近4カ月のバック数は19回を数えた。A級戦となれば、持ち味の機動力を存分に生かし、攻めの走りで九州勢を上位独占に導こう。S降りの名川豊、前期2Vの竹元健竜、決め脚鋭い古川貴之と、九州勢は強力ライン形成が可能だ。
昨年10月に特別昇班を果たした岩井芯は、1・2班戦でも持ち前のパワーで別線を圧倒。2月川崎MN、3月豊橋では連続優勝を飾り、S級特進にも挑戦した。惜しくも特進は逃したものの、踏み出しからの加速力はS級でも十分に通用する。今節も主導権を握って押し切りに持ち込み、前期7度の優出を誇る愛敬博之との中部連係から優勝戦線に名乗りを上げる。
菱田浩二、佐川翔吾を擁する近畿勢も侮れない。菱田は3月松阪で完全優勝、5月岸和田MNでも優勝と好調ぶりが際立つ。前期にS級戦を走った佐川も、3月松阪で2着と白星を挙げて優出しており、上位争いに加わってくる存在だ。
また、森安崇之、上田学、國村洋の中四国勢の動向にも注意が必要。