地元の一丸尚が断然
一丸尚伍
前期はS級で105点台の競走得点を残っていた一丸尚伍が機動力で大きく上回る。6月高知での先頭員早期追い抜きにより、今期は出場機会がなかったものの、前期の活躍ぶりを考えれば、やはりV争いの中心となることは間違いない。ここは同じくS下りの松尾信太郎や、坂本晃輝を連れて積極果敢に攻めて、地元Vを目指す。
先行力では坪内恒も引けを取らない。今期は9月奈良着での優勝があり、直近5場所で4優参と安定した成績を残している。勝率は高く、しっかりと主導権を握る競走ができれば、強力な九州勢を撃破する場面もあっていいだろう。北の目標が不在となりそうな高木翔は、坪内との連係から上位進出を目指すか。近況は番手回りも増えているが、5場所で優出と安定感はある。
チャレンジ戦を5場所で卒業した長野魅切は、昇班後の決勝進出は1度のみであるが、昇班初戦の9月防府でシリーズ2勝、続く10月武雄1着と1・2班戦でも通用するだけの実力を誇る。長野の仕掛け次第では、蓮井祐輝、多田晃紀の浮上も。
降級組の真崎新太郎と、決まり手すべてに数字を残している小田倉勇二の関東コンビも侮れない。真崎は降級後すべてで決勝に勝ち進み、優勝1回、準Vと決勝3着が1回ずつと高い水準で状態を維持している。主導権争いが長引けば、出番は十分。