検車場レポート
新山 響平 青森 107期 |
上昇した新山響平に、前受けの稲毛健太は誘導を残したまま下げる。中団が併走となり、外の佐伯辰哉の動きを見ながら赤板の2コーナーからペースを上げた新山が先行態勢を取る。3番手に佐伯が入り、稲毛は大きく車間が空いた6番手。新山がリズムよく風を切って、最終2コーナーで外に持ち出した佐伯だが伸びない。直線で差を詰める岡村潤を振り切った新山が1着。
「警戒されてなかったのか、思ったよりすんなりでした。(周回中は)後ろを取れるとは思ってなかった。昨日、モガいてないぶん、しっかりモガいて帰ろうかなと。こういう競走が一番気持ちいいし、ラインでも決まるんで。毎回できるように、積み重ねが大事ですね。脇本(雄太)さんがそうですけど、競走がうまいとかじゃなくて、力で押し切る競走。先行選手のプライドをもって、あと10年くらいは先行でやっていきたい」
「やっぱり違いますね」とは、岡村潤。新山との2車ながらも、後続ににらみを利かせて2着をキープした。
「あってもなくても余裕があるように、見せておかないと。(前の選手が)強くても、車間を切ってやれるだけはやっていきたい。それで抜けたらいい。あれを抜ける脚が欲しい。それでもだいぶ良くなってきました」