検車場レポート
荒牧 聖未 栃木 102期 |
打鐘の手前で誘導が降りてペースが緩んだ所を逃さずに7番手の日野未来が一気にカマす。車間が空き第2先行の形になった矢野光世がまくり返すが、その外を荒牧聖未がシャープにまくって、力の違いを示した。
「どのタイミングで行こうかと思ったけど、自分で踏み出したところがあそこ(最終2コーナー)でしたね。前の選手も追い掛けている感じでしたね。踏んだ感触が良かったので(1着取れて)良かったですね。力を出し切れているし、自分の力さえ出し切れば大丈夫なので、そういう競走はできていますね」
内を突き荒牧後位を奪った奈良岡彩子が2着。
「3番(戸田みよ子)の後ろでもよかったけど、ギアを下げたぶん内からでも反応できると思って内を突いていきました。何回も前が踏み直していたけど、付いていけたし悪くはないですね。普段から使っているギア(3.64)なのでこっちの方が走りやすいです」
大カマシを決めて見せ場は作った日野未来だが失速して大敗。
「(初手の)位置取りが7番手になってしまったので勢いを付けてカマそうと思いました。最後まで持たなかったのは脚の問題です。やりたい事はできているけど、勝てないとただの自己満足になってしまうので、カマシ先行でしっかりレースで勝てるような選手になりたいです」