検車場レポート
荒牧 聖未 栃木 102期 |
打鐘で誘導が退避すると、矢野光世がホームガマシで主導権を握る。後続を突き放して逃げる矢野に、2番手の細田は徐々に車間を詰めていく。一方で、荒牧聖未は最終2コーナー手前から一気にスパート。細田も合わせて踏み込むが、直線で抜け出した荒牧が3連勝で決勝進出を決めた。
「3コーナーで(細田と)合ってしまったけど、自分の感触が良いので乗り換えられると思いました。本当はもう少し早く行きたかったけど、外に6番(齊藤由紀)がいたので。そこは冷静に待って、浮いた瞬間に行った感じでした」
細田の後位にいた坂口楓華は、最終2センターで荒牧に切り替えて2着でゴール。
「予想通りの展開になりました。ただ、荒牧さんより先にまくれれば良かった。自分の壁を越えようと思ったら、あそこは先に行かないと。結果が出る時は、自分の組み立てが上手くいっている時ですね。あとは仕掛けるだけ。早く自信を付けたいです」
荒牧の仕掛けに続いた佐藤亜貴子が3着に入った。
「(荒牧と)車間が空かないようにと思って。そこだけでした。最後は、全力でハンドルを投げましたね。(準決勝が)身体的には1番いいのかな。疲れが取れてきた感じです」