検車場レポート
和田 圭 宮城 92期 |
初手で中団の伊早坂駿一は、中西大との併走を嫌って車を下げる。その後も中団に降りた中西に警戒されるが、赤板の2コーナーから臆せずに踏み込んで主導権を握った。この仕掛けにきっちりと続いた和田圭は、まくってきた中西を最終2センターでブロック。最後はゴール寸前で差し切った。
「(伊早坂が)どれだけ強いかわからなくて。最後はタレてくると思ったら、踏み直してきた。馬力があるし、強いですね。久しぶりに良い先行選手に付きましたよ。自分の感触も、セッティングを換えたので初日より良かったです」
伊早坂駿一は、持ち前のパワーを発揮してライバルを完封した。
「(積極的な中西が相手でも)先行するって気持ちでいました。できれば、後ろ攻めが良かったけど、早めに押さえに来てくれたので良かった。あとは、標識線(赤板の2コーナー)が勝負だなと。出切ってからは落ち着いて、ペースで駆けられました。(好調の要因は8月)川崎GIIIでぎっくり腰になって。その後から体のケアを含めて、いろいろ見つめ直したら調子が上がりました」
佐々木雄一が、横一線の3着争いを制して勝ち上がり。東勢で上位独占となった。
「ずっとビリビリしていました。出ちゃったら、(伊早坂は)強いですね。中西君は引っ張り過ぎたと思う。自分は付いていっただけ」